簡単な変装道具
探偵の変装はおおげさではなく、自然に簡単に済ませます。
変装道具と言っても、付け髭や印象を大きく変えるカツラなどは、探偵は使う
必要ありません。
一般的な調査の依頼をこなすときは、帽子と眼鏡・サングラスを使った変装程度で充分です。
変装にこだわっていろいろ身に付けても、逆に不自然さが目立ってしまうだけです。
帽子は昼間に長時間張り込むこともあるため日避けができる形状がよく、
色違いのリバーシブルタイプの綿帽子なら2通りの使い方ができるのでより
探偵向きでしょう。
被らないときにはコンパクトに丸められればたいした荷物にもなりません。
そして簡単な変装以外にも帽子は探偵アイテムとして使えます。
チーム行動をしている時に帽子が目印になったり、探偵同士で交信する時に
帽子を使ってサインを送ることもできます。
帽子を脱いでまたかぶったり、帽子に手をかけるといったアクションで
仲間の探偵に合図を送ることも可能なのです。また待ち合わせでも、何色の帽子をかぶっている、と相手に自分の帽子の色を
伝えておけば見つけてもらいやすくなります。
帽子と並んでよく使われる探偵の変装アイテムに眼鏡があります。眼鏡を選ぶときのコツは、眼鏡自体に強い印象が残るような、主張の強い眼鏡を選ぶことです。
縁の無い透明な眼鏡ではそのまま顔の印象が出てしまうので、眼鏡を外しても、同じ人だというのが簡単にばれてしまいます。逆に、黒縁眼鏡のように
眼鏡に目がいくタイプは変装に向いています。
眼鏡の印象が強いほど、眼鏡を外した時と比べて別人にみえやすいので、
ターゲットを尾行する時には眼鏡が主張しているような、眼鏡しか印象に
残らないようなものを選びます。
派手な変装アイテムを使わなくても眼鏡と帽子だけで印象はずいぶんかわります。
探偵が自然に変装をするならこのふたつだけで充分でしょう。